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第253号 脳内科医考案!認知症予防「脳の毒出しスープ」

■ ますます認知症予防の時代に ■

日本における認知症の高齢人口の将来推計に
関する研究結果によると、65歳以上の
高齢者6人に1人が認知症の有病者だと
言われています。

認知症は脳細胞が死んでしまうことで、
脳の働きが悪くなり、記憶力や判断力の障害が
起こり、毎日の生活に支障をきたす病気です。

認知症の中でも約7割を占める、
アルツハイマー型認知症では、
脳にアミロイドβタンパク質が蓄積され、
認知症の引き金になると言われており、
正常な人の約25倍もの量が溜まっている
との報告もあります。

実はこのアミロイドβは認知症発症の何十年も
前から脳細胞レベルで徐々に変化が始まって
います。

40代、50代では認知症の症状が起こって
いないため「私は大丈夫!」と思いがちです。

しかし、認知症が治る薬がない今は、ならないに
越したことはないのです。

そう、早いうちから予防するのが一番です。

■ 低栄養傾向の人は要注意! ■

要介護のリスクも高くなる、低栄養者は、
認知症のリスクを高め、進行を早めるとも
言われています。

平成29年国民健康・栄養調査で、65歳以上の
低栄養者を対象に週に1回以上の「外出」との
関連を調べた調査が行われています。

この結果では、女性は週1回以上外出する人と
しない人の間では大きな差がなかったものの、
男性では外出しない群が低栄養になるリスクが
高いと示されています。

この要因として考えられることは、男性は
女性に比べ仕事への依存度が高く、定年後に
その差が明らかになったことが考えられます。

外出が減ることで、運動量が下がり、空腹を
感じにくくなるので、結果的に食事の量も減り
低栄養を引き起こします。

また、これまで家事をしてこなかった男性は
料理経験も少ないので、更に食べることから
遠ざかってしまいます。

■ 脳に良い栄養素 ■

私たちの脳や体の細胞は、食べ物からできており、
当然、認知症の予防と食べ物も切っても切れない
関係にあります。

認知症を予防する方法は、運動などもありますが
是非、毎日の食事に目を向けてみましょう。

今回は認知症予防のため、脳にいい栄養素と食材の
一部をご紹介します。

プラズマローゲン
脳のニューロンを育てる栄養素
[帆立/たこ/鮭など]

オメガ3脂肪酸
アミロイドβを抑制し脳機能を高める
[くるみ/エゴマ油/かつお/いわし/まぐろなど]

ビタミンB群
神経や脳の働きを良くする
[豚肉/にんにく/卵/あさり/納豆/たらこなど]


特にプラズマローゲンは、神経細胞のニューロン
形成に必要は栄養素で、認知症予防にはとても
重要な栄養素です。

また、上記栄養素は野菜と共に接種できるよう
スープにして食べることをお勧めします。

食材から出た栄養素を漏れなく接種できたり、
過熱調理で、栄養の摂取効率を高めることが
期待できます。

スープは寒い冬に体を温めるにも良い食べ方です。
おいしく食べ、脳が若返る食生活を続けましょう!

 


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 認知症予防の食事や運動、生活習慣など、脳を若返らせる
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