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第252号 夢を持つ子に育てる「ポジティブ記憶」

■ 大谷翔平選手は子どもの『夢』のスタート ■

世界で大人気のエンゼルス大谷翔平選手が
今年米大リーグア・リーグのMVPに選ばれました。

投手と打者の二刀流というだけでも、
他の選手を凌ぐすごさがありますが、
礼儀正しい姿勢や、ポジティブ思考、そして
お茶目でかわいらしい一面もあり、世界中の
ファンから愛されています。

そんな大谷選手は今、子どもたちの憧れの
存在です。彼のような選手になりたいと練習に
励む子どもたち、彼をきっかけに、これから
野球を始める子もいることでしょう。

そんな子どもたちは今『』を持っています。
「大谷選手のように、なりたい」と
明るい未来に期待を持っています。

「我が子にも夢を持って育ってもらいたい」と
子育て中の親なら思うことでしょう。
そんな子どもの夢を育てるには、いったい何が
必要なのでしょうか?

■ 夢は「〇〇記憶」 ■

大谷選手のように偉業を成し遂げる人には
いくつかの共通点があります。

まず言えるのは、『』を早い段階から
大なり小なり持ち、そこに向かっていることです。

20年前に大谷選手と同じくMVPを獲得した、
イチロー選手も、小学校の作文で自身の夢を
語り実現させました。

夢を持ち、なりたい自分を目指すこと。
これは「未来記憶」と言ってもいいでしょう。
頭の中に思い描いた、なりたい自分の姿を
現実のものにするために、子どもの頃から
目標を持ち口にしていると、ビジョンの為
なら努力を惜しまない、自分から夢に近づいて
いく子に育っていきます。

しかし一方で、多くの子どもに見られるのは、
今の欲求しか見えていないケースです。

例えば
・ゲームがしたい
・お菓子が食べたい
・お金が欲しい
など、刹那的な欲求に流され、目先の状況しか
見えていないケースです。先が見えないと、
将来の為に努力しようとする意欲が湧いてきません。

しかし今お子さんがこういった状況にあっても、
この先、好きなこと、夢中になることに出会う
チャンスはまだいくらでもあります。

■ 子どもの「楽しい!」が記憶に残る ■

幼いころに喜びを感じたものは、いつまでも
ポジティブな記憶として残り続けます。

子どもが「夢」を持つその前にまずは
楽しむことが必要です。

「これをやっていたら、自分はメチャメチャ
楽しいんだ」と子どもが感じる経験を可能な
限りさせてあげることが大事です。

私も幼少期は祖父と一緒に海に出て漁をする
ことにワクワクし、早起きをして祖父について
行きました。

学生時代には、運動で一番を取るという目標を
掲げ、自らトレーニングプログラムを作成し、
陸上競技で優勝をしました。

そして、脳の道を目指すと決めたのが14歳。
その時からこれまで、脳の研究や医療にぶれる
ことなく携わって来ました。

私が今に至るまで、夢に突き進んで来れたのは
子どものころに夢中になり、楽しむ経験をつみ、
その好奇心を両親や祖父母が育ててくれたことが
土台になっています。

まずは子どもが楽しいと感じている姿を見たら
親はしばらく見守ってあげることです。

子どもが何かに夢中になった時、それは脳の
どこかが発達の旬を迎えた証拠です。
子どもに喜びの種が芽生えた時には邪魔をせず、
可能な限り没頭させるようにしてください。

そして、本当の夢を子どもが持った時には、
心から応援してあげることが大事です。

楽しいと思う感覚が、ポジティブな記憶となり
本当にやりたいことへの夢に繋がっていきます。

 

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