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第249号 1万人の脳を見た名医が教える『すごい左利き』

■ 左利き、すごいは本当? ■

日本の人口の約10%と言われている左利き。
世間では「天才」や「変人」と多くの人と
違った存在として扱われがちです。

左利きには、
・アリストテレス
・アインシュタイン
・エジソン
・ダーウィン など世界的・歴史的偉人や

・モーツァルト
・レオナルド・ダ・ビンチ
・ピカソ などの芸術家、

実業家ビルゲイツ、オバマ元米国大統領も左利きでした。

そんな私も実は左利きです。
多くの人とはちょっと違う脳の使い方をしています。

どうして左利きだと、他の人と脳の使い方が
異なりすごいと言われることを成し遂げて
しまうのでしょうか?

■ 左利きがもつ「右脳の力」 ■

左利きのすごさを一言で言うならばズバリ、
右脳の働き」を有効活用していると
いうことです。

手を動かす脳番地は、左右の脳の頭頂部に
位置し、右手を動かす脳番地は左脳に、
左手を動かす脳番地は右脳にあります。

利き手が異なることで、おのずと使う脳が
違っている訳です。

左利きは様々人と異なるすごい才能があると
言われますがその一つに「直観」があります。

直観は単なる思い付きと扱われることも
ありますが、近年では直観に従って決断すると
論理的に考えるより、良い結果が出るという
研究結果が数多く発表されています。

私は直観とは、意識では覚えていない膨大な
情報を蓄えている、脳のデータベースから
精度高くより正確な情報を選択して導き出された
結果だと思っています。

右脳は、視覚や五感をフル活用した言語以外の
情報を蓄積する巨大データベースです。
左利きは常に、左手から右脳に刺激を送り続けて
いるため、ベストな答えを見つけ出す直観力が
すぐるれていると考えられるのです。

■ 「直観」をもっと伸ばすトレーニング ■

先ほど、左利きは右脳の働きを有効活用
しているとお伝えしましたが、右利きで
あっても、右脳を使うような行動を起こせば
誰でも鍛えられるのです。

そこで、今回は脳の「直観」を育てる
トレーニングを皆さんにもご紹介します。

脳の直観を伸ばす方法はいくつかありますが、
是非やって欲しいトレーニングは、
朝の「ひらめき散歩」です。

実は、散歩ひとつとっても、工夫すれば直観を
伸ばすトレーニングにすることができます。

やり方をご紹介します。

1)散歩に行く前に、昨日やり残したことや
  今日の課題を確認し、頭に入れておく。

2)散歩に出かける。この時は1)のことは
  一旦忘れて、風景を色々見ながら散歩を
  楽しみます。

3)これらのことが、運動系、記憶系、
  視覚系、聴覚系、思考系などの多くの
  脳番地のスイッチとなり、起きたばかりの
  状態から、脳を切り変えることができます。
  様々な脳番地が活性化して、ひらめきやすく
  なるのです。

ここでもう一つポイントがあります。
常に新しい刺激を与えること」です。

散歩も同じ道をルーティーンで歩くのではなく
新しい道を歩いたり、同じ道を歩くにしても
昨日と違った変化を必ず見つけるなど、常に
新しい刺激を脳に与えると、直観も磨かれて
いきます。

これまで散歩をしていた方も、これから始める方も
是非脳の直観を磨いてあげて下さい。

そしてひらめいたことは忘れないうちに
ノートに記しておきましょう。

右脳を活性化させたら、脳の使い方がどんどん
変わり、世の中の見え方がまでもが変わって
くるかもしれませんよ。

 
 
 
 
 
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