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第244号 親子でグーンと脳の見る力を伸ばす脳番地トレーニング



■ 今年の夏休みは親子で脳番地トレーニングをしよう! ■

とうとう始まる、子どもの夏休み。
学校の宿題をさせるのも一苦労という方も
多いと思いますが、是非今年の夏休みは
親子で一緒に脳を伸ばす、脳番地トレーニングを
してみませんか?

学校で勉強は教えてくれても、脳を伸ばす
方法までは教えてくれませんよね。

実は今、子どもたちに足りていない教育が
あります。

それは「自然から学ぶ」こと。

教科書に書かれたことを学ぶこととは違い、
自然から情報収集して、理解する力です。
特に「見る力」の強化は欠かせません。

現代社会では、子どもに限らず大人もこの
見る力が未熟な為、仕事やコミュニケーションで
問題を起こしているケースがあります。

■ 学校では教えてくれない脳の「見る力」 ■

現代社会はテクノロジーが発展したことで、
最近では学校の授業もオンライン化したり、
タブレットを使った授業も取り入れられて
います。

コロナ感染予防をしながら自宅で授業を
受けられたり、タブレットで情報を検索
しながら授業を受けられるなど、
これはこれで、大変メリットがあります。

しかし、このような社会の発展と共に
昔に比べ大幅に失われてしてしまったことが
自然を見る時間」なのです。

昔だったら、今日傘を持って学校に行くか
どうするかは、空をみて天気を予想し決めて
いたと思いますが、最近ではネット情報を
頼りに決めていることがほとんどでしょう。

情報を元に判断することは決して悪いことでは
ありません。むしろこういった正確性が高く
便利な情報は上手に使うべきです。

しかし、便利な情報を得ることで、
自然を見る機会が減り、そのことが実際は
脳の見る力の成長を妨げ、未熟な状態を
作ってしまっていることも事実なのです。

これは子どもに限ったことではなく、
働く大人の方が問題ともいうべき点です。

特に大人は、パソコンなしでは仕事が
成り立たないほど、パソコン依存度が
高くなっています。画面は見ても、自然を見る
時間がおのずと削られていますので、脳の使い方が
アンバランスになるのは当然のことです。

自然を見て学ぶということは、すなわち、
今何が起こっているか」を見て理解する力
言いかえることができます。

この、見て理解する力が子どもにあれば、
例えば、部屋にゴミが落ちていたら、
拾ってゴミ箱に捨てることができたり、
お友達が困っているのを見かけたら助けてあげる
こともできるようになります。

こういった見る力が欠けている現代の問題を、
学校で教えてくれませんので、夏休みを使って
是非親子で楽しんで見る力をアップさせる、
脳番地トレーニングしてみましょう。

■ 親子でやろう『観察日記』 ■

見る力、そして理解する力を養うのに
もってこいなのが「観察日記」です。
夏休みの自由研究で役立つ宿題なので、
是非親子で作成し、家庭内でも発表をしてみましょう。

ポイントは
1)自分の目でよく見る
2)写真を撮り、後で見返す
3)親子でそれぞれの観察内容を比較する
4)見た情報を毎日日記に書き留める

いくつかおすすめの観察日記をご紹介します。

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【 天気予報 】
空の色、雲の形、風の流れなどを観察し
まずは天気と気温の変化を記録をしましょう。
どんな空の時に雨が降るのか、晴れるのかを
しっかり観察したら、今度は天気を予報して
みましょう。

【 植物の成長 】
新たに植物を植えて、発芽から成長までの様子を
観察しても良いですが、その余裕がない場合は、
近所の公園の草木や畑の野菜、田んぼの稲などの
変化を観察してみましょう。

場所によっては、植物に虫が寄ってくるケースも
あり、どんな植物にどんな虫がいるのかを、
観察するのも良いでしょう。

【 日の出日の入り 】
毎日の日の出日の入りを定点観測することで、
季節の移り替わりが分かります。夏休みの最初と
最後でどう変化があるか、合わせて気温も記録して
おくとよいでしょう。

早起きの習慣作りにもなり、おすすめです!

【 野菜の鮮度・食べごろチェック 】
スーパーで買ってきた野菜の鮮度をチェックして
みましょう。野菜も買って数日たてば、劣化するので
お子さんに鮮度のチェックしてもらえば、処分のロスを
減らすことにも役立ちます。

またバナナなど、買った当初と熟した時では
見た目も味も変わりますので、合わせて記録し
食べごろを見極めるのも良いでしょう。

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また、親子で楽しんで観察することは、
子どもにとって、プラスの記憶「愛され記憶」に
なり、自己肯定感を育むことにもつながります。

子どもの脳は柔軟ですので、夏休み期間に行えば
脳の見る力をグーンと伸ばしてくれます。

夏休み脳番地トレーニングで、親子の見る力を
アップさせましょう!

 
 
 


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 (小学館)では、子どもの脳の成長について、
 是非知っておいてほしい内容が書かれています。
 特に親子で過ごす時間は将来の子どもの脳にも影響を与えます。
 


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