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第172号 脳内リズムを整える 睡眠のお話し

mailmagazine172

■■■ 睡眠障害は不調の始まり ■■■

連日続く猛暑日。

今週初め、埼玉県熊谷市で史上最高気温41.1度を
記録したことがニュースとなりました。

こう毎日暑くては、夜もぐっすり眠れないもの。

睡眠は、疲れた脳や体を修復するには
欠かせないものです。

私たちは夜寝る事で、細胞の修復をし、
翌日の活動準備をしています。

しかし、この睡眠が何らかの理由で妨げられると
脳や体はバランスを崩し、不調が現れます。

加藤プラチナクリニックを訪れる患者さんの
睡眠状況を調べてみると、下記のような状態が
少なくありません。
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・睡眠時間が少ない(6時間以下)

・就寝時間が遅い(0時以降)

・夜中目が覚める

・眠りが浅い

・朝スッキリ起きられない など
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ここ最近の猛暑の影響で、気温が高く
快適な睡眠が阻害されるのも原因の一つですが、
もう一つ、睡眠と大きく関わる重要なものがあります。

それは『』の影響です。

■■■ 睡眠と光の関係 ■■■

1日は24時間。
私たちの脳や体もこのサイクルでうまく回るよう
コントロールされています。

「朝目が覚め、夜になると眠くなる。」
それには、24時間のサイクルをうまく回す、
脳内リズム』を整えることが大切です。

私たちが夜、眠くなるためには「メラトニン」という
脳のホルモンがしっかりと夜に分泌される必要があります。

この、メラトニン分泌には『』がとても深く
関わっています。

朝目が覚め、太陽の光を浴びると、目からの光刺激が
脳の「視交叉上核」という、ちょうど目の奥部分に
位置する場所届き、そこから「松果体」へ信号が
送られます。松果体はメラトニンを分泌する場所で、
光の信号を受けることで、分泌が抑制されます。
そして、夜が近づき暗くなるにつれ、松果体の
メラトニン分泌が増えてきます。

メラトニンが分泌されると、人間の体は脈拍・体温・
血圧を下げ、副交感神経有意な状態となり眠気が
促される仕組みなのです。

■■■ 脳内リズムを整える光の調節 ■■■

夜、自然と眠くなるためには、メラトニン分泌がカギです。

日中、光を浴びる量が不足していたり、夜に強い光を
浴びすぎると、メラトニンを分泌する脳内リズムが
崩れてしまいます。

脳内リズムを整えるには、特に寝る前の光の調節
することがポイントです。
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 脳内リズムを整える 光の調節
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1)部屋の明かりを控える

蛍光灯の光の強さを1段階落としたり、
明かりをつける場所を数カ所減らすなどすると、
普段より暗めの部屋を作ることができます。

2)テレビ・スマホ・パソコンを控える

寝る前のに強い光を浴びることは、メラトニン
分泌を抑え脳を覚醒させてしまいます。

特にブルーライトは、強力な光なので夜のスマホ、
パソコンは控えましょう。
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光の調節は、睡眠障害を防ぐ為にとても大事な
ことなので、皆さんも夜の過ごし方には気を付け、
快適な睡眠がとれるよう心がけましょう。



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