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第151号 新たな可能性は右脳に眠っている!~右脳の強化書~

mailmagazine151

■■■ 新たな可能性は右脳に眠っている! ■■■

皆さんに質問です。
「あなたの利き手はどちらですか?右手?それとも左手?」


一般的に世の中は右利きが多く、その為社会の仕組みも右利きの用、
すなわち右手を使うようにできています。
例えば、駅の自動改札は右側にタッチパネルが設置されていたり、
ハサミも右手で握った時に切れる仕様になっているなど、
右手が使いやすいように設計されています。

手と脳の関係をお話ししますと、右手を使う時は左脳の運動野が働き、
左手を使う時は右脳運動野が働きます。

その為、多くの人は右手を使い左脳を働かせ、左手をほとんど使わずに
生活していることとなり、多くの人が右脳を眠らせている状態となっているのです。

皆さんの頭の中の右脳には、まだ使われていない眠った可能性が秘められているのです!

■■■ 片方の脳ばかりいびつに発達している「片脳覚醒」 ■■■

脳画像診断で患者さんの脳を見ると、片方の脳ばかりいびつに発達している
片脳覚醒」の方が多くいらっしゃいます。
特に右脳よりも、左脳が発達した方が多いのが現状です。

なぜ、片側だけの発達に偏ってしまうのか?

一つの原因として、先ほどお伝えした“利き手を使う頻度”によるものが考えられますが、
それ以外にも現代は左脳を多く使う社会構造になっており左脳優位型の片脳覚醒になると
私は考えています。

例えばマニュアル化や言語情報を重要視した情報社会などは主に左脳を使います。
また、人と人とのコミュニケーションは本来右脳を広く使うものですが、
インターネットの普及や機械化などで人との接点が減ることで、
右脳を使う機会が減少され、右脳を育てにくい環境になっていると言えるでしょう。

私たちが日々の生活の中で「何となく自分の脳をフルに使っていない」と
感じることはないでしょうか?もっと脳が働く気がするものの、実際には何をして
いいか分からず頭がモヤモヤする。

実はそのモヤモヤの正体こそが、まだ上手く使えていない脳の部分なのです。

■■■ 目指すは『両脳覚醒』 ■■■

脳には1,000億個を超える細胞があると言われ、その多くは未だ使われておらず、
潜在能力細胞として、脳に備わっています。

「片脳覚醒」である現代こそ、右脳を使い『両脳覚醒』することで、
新たな可能性が開かれるのです。

脳を覚醒させる方法はいくつもありますが、中でも一番わかりやすく、
一番効果的なのは「手を使うこと」です。

両手をよく動かし使っている方は脳画像を見ても左右バランスよく発達しています。
手を動かす運動野の発達はもちろん、周辺の感覚野も発達しています。
また、手を伸ばしものを取ったり置いたりする時には空間認知を司る頭頂部も
一緒に使います。従って手を使うことで、運動野に限らずさまざまな脳番地を
同時に育てることができるのです。

両脳を覚醒させると、使える範囲が増える為、脳のキャパが増えます。
仕事で言えば、考える引き出しが増える分、幅広い選択肢の中から
手段を選ぶことができるようになり、また今まで思いつきもしなかった
アイデアが浮かんでくることにもつながります。

両脳が覚醒された時、片脳だけを使っていた頃とは全く違う新たな自分を
発見することができます。

現在の自分が全てだと勘違いせず、あなたの脳に眠る新たな脳の領域を
是非開拓してください。


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右脳の強化書

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