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第134号 脳のMRI画像から「発達障害」について考える

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■■■ 発達障害について考える ■■■

先週の金スマ『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』で取り上げられた発達障害。

これまで多くの脳と向合ってきたDr.加藤俊徳が
脳の専門家として招かれ、解説させて頂きました。

先日の放送では、モデル・タレントとして人気の栗原類さん、
天才ピアニストと言われ、数々の賞を受賞した野田あすかさんが登場し、

これまでの経験や、今現在も苦労していることなど、様々な思いを語ってくれました。

「発達障害」と一言で言っても、症状は人それぞれ異なります。

・じっとしていられない、落ち着きがない
・読み書き計算など、特定の教科が苦手
・手先が不器用
・一方的に何度も同じ話をする
・コミュニケーションが苦手 など

言語や運動、社会性など日常生活に支障をきたす脳の機能障害のことを言います。

脳のどこに、どの程度の障害があるのかでタイプが異なり、
知的障害を含む場合も、含まない場合もあります。

文部科学省の発表では、
普通学級の約6.5%、15人に一人に当てはまると言われています。

■■■ 海馬回旋遅滞症と発達障害 ■■■

現在、発達障害は一般的に「落ち着きがない」「コミュニケーションが苦手」など
行動特徴から診断されています。

しかし、

文部科学省発表の発達障害の定義には
「中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される」とあることから、
本来ならば行動からでなく、脳を確認し診断すべきはずなのです。

Dr.加藤俊徳は、今から約13年前の2003年、
発達障害の起こる原因となる「海馬回旋遅滞症」について、
初めて発表しました。

この海馬回旋遅滞症は、MRI画像から脳の問題となる部位を見つけたものです。

その部位とは、海馬と扁桃体とその周辺。

この部位の形態発達の異常によって、
こころの発達やコミュニケーション機能の遅れが起こる事を発見したのです。

海馬は記憶に関する重要な部分、
またその隣に感情を司る扁桃体が位置しており、

これら二つが問題の中心となり、
さらに大脳皮質の見る・聞く、理解する、考えるなどの各脳番地の発達と組み合わさって、
様々な症状として発達障害の症状が表面化すると考えられます。

脳画像診断を行う際にも、この海馬回旋遅滞症は、
発達障害を考える際の一つの重要なファクターとなるのです。

■■■ 脳には個性があっていい ■■■

これまで、Dr.加藤俊徳が1万人以上の脳を見てきて言える事は、
誰一人として同じ脳の人がいない、一人一人異なる脳を持っているということです。

私たちは誰しも、赤ちゃんの時にできなかった事が大人になるにつれて
経験を重ねできるようになっていきます。

そしてまた、だれもができること、できない事があるはずです。

自分の特徴を知り、得意な事を伸ばし、苦手な事は周囲に協力してもらうこと。
自分自身の理解、そして周りの理解が少しでも広がって行くことが大切です。

一人一人の脳の違いをもっと生かした社会を
私たちは考え行っていけるようになっていきたいものです。


●海馬回旋遅滞症について >> さらに詳しく

●海馬回旋遅滞症の有無、発達障害を疑い脳の検査を受けたい方 >> こちら