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第128号 足の衰えが、脳の刺激と関係している!?

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■■■ 最近、運動していますか? ■■■

皆さん、最近運動していますか?

「ハイ!毎日3キロ歩いています!」という元気な方や
「仕事が忙しくて、デスクから離れられません。。。」など
運動習慣は、仕事を含む、生活状況が大きく関係しています。

厚生労働省の平成26年の調査結果によると、
1回30分以上の運動を週2回以上行って、さらに1年以上継続している人の割合は、
実に全体の3割弱。

更に、年齢階級別にみて
最も運動習慣が少ないのは男性は30代、女性は20代で、
いずれも1割強しかいないのです。
(30代男性:13.1%、20代女性:10.1%)

逆に最も運動習慣があるのは、男女共に、70歳以上の高齢者で、
 男性:42.6%、女性:36.3%と平均約4割の方が
 運動を習慣としています。

このデータをみると、体力が低下する高齢者の方が若者に比べ
積極的に運動を習慣としていることが分かります。

最も運動習慣の少ない20~30代は社会で言えば働き盛りの年代。
仕事が忙しく、会社のデスクに座っている時間が長くなる方など、
運動不足を感じている方も多いようです。

 ■■■ 足の衰えが、脳の刺激と関係している!? ■■■

年齢に関わらず、座りっぱなしの生活が続くと、
次第に全身の筋力が衰えてきます。

特に足の筋肉が衰えやすく、高齢者の場合、歩く・立つ、座るの
日常動作に支障をきたします。

若者についても、筋力が衰えることで、
立ちっぱなしの通勤電車ですぐに疲れを感じたり、
外出がおっくうになり、家からでない生活が増えたりもします。

このように、足の筋力が衰えは、行動範囲を狭める事にもつながり
外出時に自然と周りの変化から受ける刺激が減ってしまいます。

すなわち、
『 脳に与える刺激が減る! 』 ということなのです。

普段私たちは、車が行き交う道路や、スーパーの陳列品、
空の雲の状況など、変化のある刺激を脳がキャッチしています。
私たちが普段気づかないところで、変化する状況は脳を刺激し、
私たちに影響を与えているのです。

このように、筋力低下から発生する生活習慣の変化を予防する為にも、
まずは皆さんの“足の筋力”を簡単にチェックしてみましょう!

 ■■■ あなたの“足の筋力”をチェック! ■■■

【チェック内容】=====================

このチェックは、下肢筋力を測定するものです。
片脚または両脚で、決まった高さから立ち上がれるかどうかで、
程度を判定するものです。


【チェック方法】=====================

1)床からの高さが40・30・20・10cmの台や椅子を
   準備してください。

2)台に腰かけ、体の正面で軽く腕を組みます。

3)床から片足を上げ、軽く膝を曲げます。

4)反動を付けず、片足で立ち上がり、3秒間静止します。

40cmを片足立ちできたら、低いものでチェックして下さい。
また、できなかった場合、両足立ちに変えてチェックして下さい。


【年代別チェック】====================

 *各年代での“片足”で立ち上がれる高さの目安*

  20~29歳 男性:20cm 女性:30cm
  30~39歳 男性:30cm 女性:40cm
  40~49歳 男性:40cm 女性:40cm
  50~59歳 男性:40cm 女性:40cm
  60~69歳 男性:40cm 女性:40cm
  下記は両足立ち
  70~79歳 男性:10cm 女性:10cm

  ※ロコモ チャレンジ!推進協議会ロコモ度テスト
   ワーキンググループ調査資料より
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皆さん、いかがでしたか?

足の筋力が衰えてるなと思う方は、まずは散歩するなど
無理せずできる事から始め、習慣にしていきましょう!