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第121号 脳スクールタイムズ 2016.5.25

認知症は早期予防の脳トレで食い止める!

■■■ 早期予防が叫ばれる、認知症 ■■■

人は体が健康であるとき、自分が「健康である」ということを基本的には忘れているものです。
熱が出たり、痛みを感じたりなどして、初めて自分の体調の異変に気が付きます。

頭はどうでしょう?
ズキズキと頭痛がするということは感じる事ができるでしょう。

では、アルツハイマー型認知症による、脳の病気はどうでしょうか?
脳は痛みを感じない臓器です。
脳細胞が死滅したとしてもなかなか異変に自分では気付けないものなのです。

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認知症は今、世界的社会問題として各国が治療、改善の為に取り組んでいます。
先月Dr.Katoが参加した国際アルツハイマー病会議(ADI2016)でも、
治療よりも早期発見、早期予防が求められていました

欧米では既に55歳以上をアルツハイマー病予備軍とし、
早期予防へ取組んでいます。

日本でも、認知症は加齢に伴い発生病気であるということは、
一般常識と言っていいほど多くの人々に知られています。
また近年は、働き盛りの年代でも発症する「若年性認知症」も知られるようになってきました。
認知症は若いからと言って、まだ大丈夫と安心していられなくなってきたのです。

■■■ 脳は使われないところから劣化する ■■■

脳は使われないところから劣化するということはご存知でしょうか

認知症の代表、アルツハイマー病は脳の奥の方に位置する『海馬』周辺から異変が始まります。
海馬は記憶機能の重要な部位です。

新たに物事を覚える時、思い出す時に活発に活動します。
異変が生じる理由は様々考えられますが、
普段から「使っていない」ということも原因の一つと考えられます。

普段、私たちが無意識に行動している事も、脳の記憶と深く結びついています。
どこに何を置いたか、明日の仕事のスケジュール、段取りなど日々記憶に基づいた行動を起こします。また物事を深く考える時、決断する時にも記憶を利用しています。

『日本人が最強の脳をもっている』(幻冬舎)や『脳コンディショニング』(かんき出版)などでも既に取り上げているように、現代は自分の脳ではなく外部媒体に記憶をさせたり、毎日が忙しく今日何があったか振り返る余裕がなくなってきています。

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こういった、現代的生活をしていると本来使うべき脳が「使われない」という結果となるのです。

脳はきちんと使ってあげれば、ずっと成長していける臓器です。
認知症の早期予防の為にも、まずは今の生活を改めて見直してみましょう。

 ■■■ あなたの『海馬』脳活チェック! ■■■

では、早速みなさんの日々の生活をチェックしてみましょう!
各質問に該当する方は、日々の生活を今一度見直し、海馬を使う生活を心がけましょう!

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【 仕事編 】

1:本は読むが読んで終わり。
    ⇒ 感想を書く、内容をまとめるなどし、誰かに説明してみましょう!

2:会議の議事録は、ボイスレコーダーを聞き直しながらまとめる。
   ⇒ 会議中に聞き耳を立て、内容を理解しながら覚えた内容を元にその場で作成しましょう。

3:スケジュール帳を見なければ今日の予定が分からない。
   ⇒ 前日に翌日の予定を暗記しましょう。また週末には、翌週の予定をチェックし、
    一週間分把握しましょう。

 【 家事編 】

4:新しい料理に挑戦していない。
   ⇒ レシピを調べて記憶し、次の手順を思い出しながら料理しましょう!

5:カゴに入れた食材の合計金額が分からない。
   ⇒ 計算しながらカゴに入れてみよう!

6:部屋を掃除する順番がいつも一緒。
   ⇒ たまには違った順番で部屋を掃除してみましょう!

 【 生活編 】

7:新たに行く場所は、いつもアプリ・カーナビに案内してもらう。
   ⇒ 地図を見て、目的地を覚え向かいましょう!

8:家族全員の誕生日と年齢が言える。
   ⇒ 思いやりの気持ちを忘れず、年に一度の誕生日には
    「おめでとう」を伝えると共に、年齢を確認しましょう!

9:寝る前に今日一日を振り返らずに一日を終える。
   ⇒ その日に起こった出来事を振り返りながら、日記をつけましょう!
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このように、生活の見直しを通じて、脳をトレーニングすることが、
認知症早期予防としてはとても重要です。

年齢を重ねても、脳が健康な高齢者は海馬も活発に働いています。
毎日の生活を見直すことで、脳が元気になり、認知症の早期予防に繋がります。