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第120号 脳スクールタイムズ 2016.5.12

人の話をよく聞く人はボケにくい?!

■■■ 世界でも絶えない、認知症の問題 ■■■

先月、ハンガリーのブダペストで行われた第31回国際アルツハイマー病会議
(ADI2016)に Dr.Katoが参加しました。

この会議は毎年開かれる国際会議で、認知症に関する研究や
ケアに関する発表、また患者自らの経験を発表するなど、
多くの最新情報が発信される会議です。

今回のADI2016では、薬に頼った治療より、
予防の為の生活習慣やトレーニング、また認知症を悪化させない為の
周囲の環境整備などが発表され、中でも認知症を悪化させる
社会環境因子の1つとして『Social isolation(社会的孤立)』の話題が
取り上げられました。

現代社会では、歳を取るにつれ様々な孤立要因が自然と増えてきます。
例えば、仕事においては、長年勤めてきた会社の定年退職や、
核家族化した生活では、成人した子どもたちが親元を離れていくなど、
社会の流れによって孤立化していきます。

更に、体の老化により歩く事が困難になったり、寝たきり状態になると、
近所に出向く事やコミュニティーに参加する事が難しくなり
自然と人が集まる場との接点が減少していきます。

また、今回の会議の発表の中に「よく聞く人はボケにくい」
という気になる発表もありました。

聞くというのは、聴覚系脳番地に限らず、聞いた内容を理解する
理解系脳番地や、過去の情報、知識を思い出す記憶系脳番地も
活発に使われます。

人と接し相手の話をよく聞くということは、人の言葉を受け入れ、理解して、
『Social isolation(社会的孤立)』を避けることで、脳を元気に保つ
重大な要因の一つとも言えるでしょう。

■■■ 聞くは理解の始まり ■■■

聴覚系脳番地と理解系脳番地は密接な繋がりをもっています。
聞いた事を理解するというのは、耳から入ってきた情報が
聴覚系脳番地から理解系脳番地に送られ理解するということです。

すなわち、理解の元となるのが、相手の話をしっかり聞く事なのです。

今年3月に雑誌「クロワッサン」の企画で元アナウンサーの
中井美穂さんの脳を画像鑑定させて頂きました。
彼女の脳は聴覚系脳番地と理解系脳番地が人並み以上に発達しており、
まさしく聞いたことを理解することに長けている方でした。
特に聴覚系脳番地は驚異的な発達をしており、
聞き取る力が抜群な脳だったのです。

人の話を聞く事が苦手な人は、ついつい相手の話を聞き流して
しまう事が多く、その為、相手の話を理解することも苦手になってしまいます。

また、大人になると知っている情報が増えるため、
「この話は○○のことだな」と、最後まで人の話をしっかり聞かず、
自分の知っている情報と同じだと決めつけてしまうことがあります

知らず、知らずの内にしっかりと相手の話を聞く事を疎かにし、
その為に聞く力そのものが低下する事に繋がってしまうのです。

「聞くは理解の始まり」脳を働かせる為にもとても重要な事なのです。

 ■■■ 一言一句、漏らさず聞くトレーニングを! ■■■

このメルマガを読んで、改めて『聞く』を見直してみることでも
皆さんの聞くに対する意識が少し上がったのではないでしょうか?

理解を深める為にもまずは「正確に聞く」事が大切です。

今回のメルマガでは聞き取る力をアップさせる
『ニュースでディクテーショントレーニング!』をご紹介します。

ニュース番組の内容を一言一句漏らさぬように聞き取り、
聞いた内容をノートやパソコンなどに速記して下さい。

最初は話が聞き取りやすいように、ニュース番組のアナウンスで
行う事をお勧めします。また、聞き直しができるよう録画したものを
使うと良いでしょう。

このディクテーショントレーニング、やってみると分かりますが、
聞いた内容を字に起こすまでのスピードが求められます。
速記するまでの間、聞いた内容を忘れないよう脳に留めておくために
「記憶力」も鍛えらます。

最初はスピードについて行けず全くできなかったとしても、
1日5分でも続けていくうちに、 先週よりも聞ける時間が
長くなったと気付く時がくるはずです。

少し慣れてきたら、テンポの速いバラエティー番組や、
話し方に独特のクセのある俳優さんのドラマなどを速記してみるのも良いでしょう。

いつまでも元気な脳を目指し、トレーニングしてみて下さい!

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