MRI脳画像診断

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脳画像を見て、
能力や個性が読み取れる理由

脳番地とは

脳は「脳番地」に分かれて働いています。
例えば、聞くための脳番地、見るための脳番地、体を動かすための脳番地などです。

脳には120種類の異なる神経細胞があるのですが、分かりやすいように、
似たような働きを持つものをまとめて、私たちは代表的な8つの脳番地に
分類しています。

思考系脳番地
思考や判断に関係する脳番地
感情系脳番地
感性や社会性に関係する脳番地
伝達系脳番地
話したり伝えることに関係する脳番地
運動系脳番地
体を動かすことに関係する脳番地
聴覚系脳番地
耳で聞くことに関係する脳番地
視覚系脳番地
目で見ることに関係する脳番地
理解系脳番地
物事や言葉を理解するのに関係する脳番地
記憶系脳番地
覚えたり思い出すことに関係する脳番地

脳番地図解

性格や能力は、得意な脳番地で決まる

脳番地は、使えば使うほど成長するので、あなたが長年使い続けてきた脳番地は
よく成長しています。逆にあまり使ってこなかった脳番地は、未熟なまま脳の中で
眠り続けています。

よく育った得意な脳番地と未熟な脳番地の組み合わせによって、一人ひとりの
性格や能力が決まります。運動系脳番地と伝達系脳番地が得意なら、スポーツ万能
で話し上手でしょう。運動系が得意で、伝達系が苦手なら、体育会系でも無口なタ
イプと言えます。

このように、脳番地の成長のバランスによって、その人の個性が決まるのです。
脳の個性は、一人ひとりの人生経験によって脳番地が変化して作られていきます。
DNAで決まるものではありません。

脳番地の成長

脳番地の成長は一生続きます。そして、脳番地の成長バランス(個性)は、
その人の生活や行動次第で変わっていきます。

例えば、現役のスポーツ選手は運動系脳番地が最も活発かもしれません。
しかし引退後に解説者になれば、運動をする機会が減り、話す機会が増えるので、
運動系脳番地よりも伝達系脳番地が得意になります。

私たちは、得意な脳番地が関わる活動を「好き」だと感じ、経験を重ねて
ますます得意な脳番地を自然に磨いています。反対に、未熟な脳番地が関わる
活動を「苦手、嫌い」と感じて敬遠し、未熟なまま放置してしまいがちです。
そのため、自分の力だけでは、なかなか自分を変えることができません。

自分の脳の画像から、客観的に脳番地の成長を知れば、どのように目標を叶えて
いけばいいのか、本来持っている能力をどうやって生かせばよいか、効果的な
方法を知ることができるのです。

自分の脳が一番、自分のことを知っています。「脳の画像診断」は、あなたの
ためだけのオーダーメイドのアドバイスが得られる最も効果的で客観的な
検査なのです。

独自の高い読影技術

病院の画像診断との違い

病院では、MRIを撮っても、病気があるか無いかを見ることしか行っていません。
もし病気があれば、病気の部分のみに注目します。治療すべき病気がなければ、
脳の画像の役割はそこで終わりです。

そのため、医療分野では、脳の画像に一人ひとりの個性(性格や能力や行動傾向)
が現れているとは誰も気が付かず、健康な脳の成長を診断することは行われてきま
せんでした。

独自の視点

脳はいくつになっても成長することは、今まで知られていませんでした。
それゆえ健康な人の脳の成長具合から、その人の個性まで読映できる専門家は
日本では皆無に近いと言えます。

脳の学校の代表である加藤俊徳医師は、もともと小児科専門医として、脳が日々
発達している子どもの脳画像を用いた臨床経験を積み、子どもの成長に応じて
脳の画像がみるみる変化していることに気が付きました。

そして米国で研究を重ねて、胎児から高齢者にかけて数万人以上の脳鑑定を
通して、一生にわたる脳の成長や老化を脳の画像から読み取る技術を開拓して
きました。その実績は多くのメディアにも取り上げられるほどです。

脳の中の成長状況が筋肉の様に鍛えて伸びることを突き止めた加藤俊徳医師が、
その一つ一つを鑑定し、脳の成長状況を木の枝に例えて「脳の枝ぶり」として
鑑定します。

27歳から29歳にかけての脳番地成長記録 脳番地の成長は、単純に脳の大きさでは測れません。脳のネットワークの発達を、丹念に調べて診断を行います。木が枝ぶりを増やすように、ネットワークも発達していきます。
左図上図は、目で見て集めた情報を分析する脳番地が苦手で、状況把握をしたり、グラフや画像を理解することが苦手だった人が、1年半で脳番地を成長させた事例です。

脳を成長させる方法は、
一人ひとり違う

誰でも、世界で唯一の
オンリーワンの脳を持っています

どんな人でも必ず1つか2つの(人によってはそれ以上)、成長した脳番地を
持っています。同じように、必ずいくつかの未熟な脳番地を持っています。

自分の脳の状態を知れば、これからの方針を“客観的・必然的”に決めることが
できます。

しかし、ある人には効果的なトレーニングも、ある人にとっては、劇的な変化を
生むトレーニングではない可能性があります。
だからこそ、ご自分の脳を知る必要があります。

病気のある脳であっても、脳の100%が損傷しているわけではありません。
必ず健康な脳番地があります。加藤医師はこれまで多くの病気のある脳の診断と
治療を行ってきました。見かけ上、重い障害だからと言って、脳の割合から見れ
ばわずかな障害にすぎなかった例を私たちは何例も見てきました。
脳に病気があろうと無かろうと、私たちは生きている限り、健康な脳番地を育て
続けているのです。

脳ドックで撮った脳画像を眠らせず、新しい視点で見れば、そこにはあなたが
これからどうすればもっと楽しい人生が送れるのか、ヒントを与えてくれるの
です。

すべての脳番地に効く
トレーニングはありません

脳番地はそれぞれに違った役割を持っています。そのため、1つのトレーニング
が、すべての脳番地に効果をもたらすことはほとんどありません。
あなたの脳に合わせた「処方せん」に基づいたトレーニングが効果的です。

自分の強い脳番地をさらに磨くトレーニング、苦手な脳番地を少しずつ目覚め
させる生活習慣など、目的別で行動を少し工夫するだけで効果が期待できます。

脳の形は一人ひとり違います。左右対称に成長させている人は少なく、現代の
人の7割以上は左右どちらかに偏って成長させていることが分かっています。
脳は、筋肉のように、その人が使った通りに成長する器官です。

ダイエットをしたいとき、体重計に乗ったり、太り方を分析して、現状の
体格を把握してからダイエットに挑みます。

脳も同じです。脳を成長させたい、もっと充実した生活を送りたい場合には、
現状の脳を把握することから始めてみましょう。
人生を次のステップへ進めたい、困っていることがある、という疑問がある方は、
自分の脳に答えを求めてみてください。