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発達障害と脳検査

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発達障害の脳検査

  1. 発達障害の正しい脳診断
  2. 発達障害の種類
  3. 発達障害の診断
  4. 発達障害と併存するうつ病や精神障害
  5. 読字障害のMRI脳画像診断

発達障害の種類

発達障害には主に下記分類があります。どれか一つに当てはまるケースもあれば、重複して症状が現れるケースもあります

  1. 注意欠陥多動性障害(ADHD)・・・場に応じた行動をとることの発達の遅れ

    不注意・多動性・衝動性の3つを主症状とする障害。3つのうち、1つだけ当てはまる
    場合もあれば、どれか2つ、あるいは3つともに当てはまる場合もあります。
    (多動性と衝動性が当てはまらない不注意のみの場合はADDと呼ぶ。)

  2. 自閉症スペクトラム(ASD)・・・社会性の発達の遅れ

    人との関係性を適切に築くことや情緒的なやりとり等、社会性の発達が遅れる障害。
    空気を読み、相手の気持ちや意図を読み取ることが苦手なため、集団活動で孤立しやすい。
    興味や活動が限定された行動、強いこだわりがあって融通がきかない、字義通りの
    言語使用などが特徴。日本社会では顕著。

  3. 知的障害・・・知能全般的な発達の遅れ

    言葉、記憶、計算、時間の理解や金銭の管理など、学習の定着に何度も反復が必要。
    知能指数が70~75を下回り、学業や生活への不適応が起こりやすい。

  4. 限局性学習症/学習障害(LD)・・・知能の部分的な発達の遅れ

    日本では、聞く、話す、読む、書く、計算、推論の6領域のどれか1つか、複数の発達が遅れている状態。背景には、視覚認知や聴覚認知などの発達に遅れがある場合が多い。
    知能指数は概ね80~100の間を示す。

  5. 発達性協調運動障害・・・身体を上手く使うことの発達の遅れ

    身体を器用に使うことができない状態。
    麻痺などで手足を動かすことに不自由がある状態とは異なる。
    歩く、走る、スキップなどの粗大運動がぎこちない、縄跳びやドリブルなど、物や環境に合わせて身体を動かすことが苦手。「目と手」の協調性がうまく発達しない場合には、手先が不器用で、箸や鉛筆やはさみなどの道具を用いることが上手くできない。
    ボタンや紐結びなど両手を使う動作も苦手傾向。

発達障害の診断

脳の発達が遅れる原因

発達障害が長い間、脳からの診断ではなく、行動特徴から診断されてきたのには、様々な
背景があります。

海馬断面を垂直に設定するMRI撮影は、普通の病院では行われないため、発見が遅れた可能性が
ありますし、一般の小児科医では詳細な脳画像診断が困難であることが背景にあります。

臨床医として、疾患を研究するのであれば、一発で病気を確定する技術や理論が必要です。
また家族ならば、診断までに多くの時間と無駄な検査を繰り返すよりもトレーニングに
時間を割きたいはずです。あーでもない、こーでもない、と色々な病院を回っても、
必ずしも原因が特定できるわけではありません。

病気を起こしているその原因、あるいは症状を引き起こしている中核の部分を知らないことには
その後の対処ができない、あるいは遅れてしまいます。

本当にそれが実体のある疾患ならば、その原因をはっきりさせ、はっきりしたならば、次に何を
すればいいのか、ステップを進めることができます。

海馬回旋遅滞症があるのか、ないのか?をMRIで確かめる価値は、これから今の脳の状態を
改善しようとする時に発揮されます。

加藤俊徳医師は、海馬回旋遅滞症に関係する海馬と扁桃体以外にも、脳のすべての部分を
約900枚の脳画像から詳細に鑑定します。
海馬回旋遅滞症の有無だけでなく、他の脳番地(脳の部位)がどの程度成長しているのか、
あるいは未熟なのか、それによって人それぞれに違う症状をどのように説明できるのかを検討
します。

脳の発達が遅れる原因は下記表のように、脳損傷がある場合とない場合に区別して
脳診断ができます。

発達障害と併存するうつ病や精神障害

骨折は、骨の怪我。擦り傷は皮膚の怪我。心臓病は、心臓の病気。白血病は血液の病気。
では発達障害は、何に原因があるのでしょうか?

多くの人は「こころの病気」だと思うかもしれませんが、加藤俊徳医師はMRIによって脳に
一定の特徴があることを突き止めました。
今までは原因が脳にあるというだけで、その具体的な状態を誰もがわかるように説明してくれる
ドクターはいませんでした。

ドーパミンやセロトニンなどに代表される脳内物質に原因があるとも言われていますが、
それはあくまで研究上の仮説であって、「発達障害かもしれない」と心配しているあなたの脳の中で本当にそれらが原因で発達障害のような症状があることを確かめることはできないのです。

あなたの脳の中を撮影し、成長状態や特徴を細かく分析し、どこがどんな風に発達障害なのか?
なぜ人と違うのか?これらの診断を可能にしたのが加藤式MRI脳画像診断です。

近年、発達障害は単独の疾患ではなく、不安障害、うつ病を併発することもあり、図に示すように、お互いが重なり合った病態であると考えられています。

例えば、発達障害の中のADHD(注意欠陥多動性障害)は、うつ病や睡眠障害、不安障害との
併存が多いことが分かっています。

統合失調症は、幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患で、人々と交流しながら家庭や社会で生活を営む機能障害のため、周囲から「社会性がない」「常識がない」「気配りに欠ける」「怠けている」などとコミュニケーションの問題点や社会的に未熟点を指摘されることが少なくありません。

また、うつ病の有病率は1-8%と言われ、10人に1人の時代にやってきています。 ですから、MRI脳画像診断によって、正しい脳診断を受けることが、混とんとした問題に光を指し未来へつながるカギになります。

うつ病の場合もMRI脳画像診断で、明らかな脳番地の問題が認められることが多く、
脳番地トレーニングによって改善する方も増えています。

読字障害のMRI脳画像診断

読字障害(ディスレクシア、Dyslexia)は、発達障害の中の限局性学習症の一つです。限局性学習症には、読字障害(ディスレクシア、Dyslexia )、算数障害(ディスカリキュリア、Dyscalculia)などがあります。

知的能力、IQ検査のスコアが平均的であっても、読字障害は起こります。
加藤俊徳医師は、小学校2年の頃、この読字障害のおかげで、軽度の知的発達の
遅れの可能性を担任教師から指摘されたことがあります。

小学校1年生の時に、1文字読むにも大変の労力を使いました。

音読すると意味が取れなくなり、黙読した方が良くわかるのです。
声に出して音読しようとすると吃音症状が出てしまうのです。

だたただ、国語の授業で、人前で本を読ませられることが恐怖だった記憶だけがありました。
国語が嫌いなわけではないのに、苦手だと思っていたのです。

そして中学では、英語の読みも苦手でした。不思議なことに、アドリブではしゃべれるのに、
文章を読めと言われるとスムーズには行きません。

読字障害をもつ人の脳は、脳の中の動態視に関係する視覚系脳番地や、超頭頂野、特に、言語機能に関わると考えられている左脳の超頭頂野の成長にも問題があることが指摘されています。

加藤俊徳医師は、それまで脳を研究し、かつ「読字障害」に関しても興味を持って探究していたにも関わらず、読字障害の中の音読障害があると納得できたのは自身のMRI脳画像診断をした今から約15年ほど前のことでした。

音楽の時間、楽器をリズムに合わせて使うことも困難な人も多く、最近では、音韻障害、すなわち、耳で言葉を聞いてもわかりにくい、脳の聞く力が弱いことも指摘されています。

脳画像の専門医自身が、自分の読字症状に気がつかないで苦労していたのですから分かりにくい
障害です。
著書「男の子は「脳の聞く力」を育てなさい」(青春出版)にも記載したように読めないだけ
でなく、聞くことも得意ではないことは、早期トレーニングによっても改善してきます。

加藤俊徳医師は、「読字障害」を長い年月をかけて何とか克服してきました。
このサービス自体は加藤俊徳医師が、読字障害を克服してきた過程で得た経験が
大いに役立っています。